1-21|特集|茶事とは|茶事の基本と心得|茶事と茶会|はじめの一歩
- ewatanabe1952

- 2022年1月11日
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特集記事

■ 特 集 ■
茶事とは
❚ 茶事とは
茶事は茶道における最も正式で格式の高いもてなしの場です。
炭点前(初炭|後炭)や懐石料理、濃茶、薄茶を通じて、亭主と客が心を交わし、茶道の精神と美意識を味わう総合的な行事で、露地や茶室の設え、掛物や茶道具、花などすべてが一体となって構成されます。
茶事では、炭点前(初炭|後炭)、茶事懐石、濃茶、薄茶を中心に、亭主が少人数の客をもてなします。これに対し、大寄せ茶会などの略式の茶会では、炭点前(初炭|後炭)や茶事懐石、濃茶を省き、薄茶と菓子だけで行われるのが一般的です。
同じ「お茶の席」でも、目的や内容、所要時間、参加人数が大きく異なり、茶道の習熟がある程度求められるため、誰でも気軽に参加できる茶会とは異なります。
茶事は、茶道の精神を味わい、亭主と客の交流を体験する場で初心者でも流れを知ることで、茶事の意味や美意識を理解しやすくなります。
茶事の種類
茶事には季節や時間帯、目的に応じた多様な形式があり、以下の代表的な茶事があります。
朝茶事 ……… 風炉の季節に早朝に行う、清々しい茶事
正午の茶事 ……… 最も一般的な形式、懐石・濃茶・薄茶の順
夜咄の茶事 ……… 炉の季節の夕刻、冬の静寂を味わう
暁の茶事 ……… 冬の夜明け前後、夜から朝への趣を楽しむ
飯後の茶事 ……… 食事を省き、菓子と茶を中心に短時間で行う
不時の茶事 ……… 突然の来客に臨機応変にもてなす茶事
跡見の茶事 ……… 茶事後、道具やしつらえを披露する茶事
茶事の流れ|正午の茶事(炉)
前日
招待状を送って参加を依頼、場合によって前礼で礼を交わします
当日
寄付|待合 ……… で身支度を整え、掛物や茶室を静かに拝見
初座 ……… 炭点前(初炭)で茶室を整え、懐石料理、菓子をいただく
中立 ……… 休憩の時間、客は席を離れ、亭主は後座の準備
後座 ……… 濃茶を点て、一碗を共にまわし飲みして茶道の精神を味わう
後炭 ……… 濃茶後に火の勢いを調整し、薄茶へ移行
薄茶 ……… 点てられた茶をいただき、道具や設えを拝見
退席 ……… 正客が亭主に感謝し、順に退出
後日
後礼で礼状を送り、もてなしへの感謝を伝え茶事を完結させます



