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1-10|燈火道具|照明として用いる灯火の道具|茶道具一覧|茶道具辞典

茶道具辞典



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■ 茶道具一覧 ■

燈火道具






燈火道具と

燈火道具は、茶席や茶事において灯りをともすための道具であり、特に「夜咄の茶事」などの夜間に行われる茶会では欠かせない存在です。



茶道の空間では、灯りの配置や種類によって趣が大きく変わり、静寂で幻想的な雰囲気を演出するために用いられます。



燈火道具には、行灯や灯台といった油を使うもの、蝋燭を立てる手燭や膳燭などの燭台類、灯芯や蝋燭といった燃料類など、多くの種類があり、それぞれの用途や設置場所によって使い分けられます。












❚ 燈火道具


短檠

夜咄の茶事に使用される、室内用の背の低い灯台です。 客人の前に置かれ、静かな光を灯して茶席の雰囲気を高めます。

竹檠

短檠と同じく夜咄の茶事で使用される灯火具で、竹製のものです。 手付きと手無しがあり、用途や趣向に応じて選ばれます。

灯台

台座の上の柱に油を入れる皿を載せ、その上に蜘手(くもで)と呼ばれる台を置いたものです。 油盞(ゆせん)に油を入れ、灯芯を浸して点火することで灯りをともします。

行灯

油を用いた灯火具の一つで、油皿の周囲に立方形や円筒形の木枠を作り、和紙を貼って火袋を設けたものです。 風による灯火の揺れを防ぎ、柔らかな光で室内を照らします。

小灯

蝋燭を一本立てる小型の燭台で、狭い空間や補助的な灯りとして用いられます。

膳燭

蝋燭を立てる燭台の一種で、夜咄の茶事において懐石料理を照らすために用いられます。 客人が食事をする際に、手元を優しく照らします。

手燭

持ち運びができる小型の燭台で、柄がついているのが特徴です。 夜の茶事では、客人が席入りする際の灯りとして用いられます。

灯芯

行灯や灯台などの灯火具に用いる芯で、油を吸い込ませて火を点け、明かりとして用います。

蝋燭

縒り糸や紙を縒り合わせた芯を中心に、周囲に蝋を塗り円柱状に成形したものです。 灯台や燭台に立てて点火し、灯りをともします。











商品カテゴリー
茶道具|中古道具市
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