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1-4|利休の門下|01.利休の出自|千宗易利休|抛筌斎

全10回 抛筌斎 千宗易 利休



千利休の人物イラストと掛物「利休の出自」を組み合わせた構成で、門弟たちの系譜と茶の湯の広がりを伝える冒頭画像。


利休の出自

― 利休の門下 ―






❚ 多様な門弟が支えた利休の茶の湯

千利休*のまわりには、利休の茶の湯に共鳴し、深く学び、またその思想を次世代へと伝えた多くの人物が存在しました。



利休が築いた――わび茶**――の世界は、決して一人の手によって完結したものではなく、弟子や門人、ゆかりのある武将・商人・僧侶たちの手によって支えられ、広まり、深められていきました。



本記事では、「利休三門衆**」「利休七哲**」「利休十哲**」などの高弟**をはじめ、後の流派を築いた茶人や文化人、さらに利休と政治的に関わりのあった人物に至るまで、多様な背景をもつ利休の門下とその影響を受けた人々をご紹介します。











❚ 利休の高弟

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  • 山上宗二

……… 豪商|茶人|1544年―1590年


  • 豊臣秀次

……… 武将|1568年―1595年


  • 木村重茲

……… 武将|生年不詳―1595年


  • 豊臣秀吉

……… 太閤・関白|1536年―1598年











❚ 利休の高弟一覧

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利休三門衆

利休七哲

利休十哲

蒲生氏郷

細川忠興 (三斎)

芝山宗綱 (監物)

高山南坊 (右近)


牧村利貞 (兵部)


古田重然 (織部)


瀬田掃部


前田利長



有馬豊氏



金森長近



織田長益 (有楽斎)



千紹安 (道安)



荒木村重 (道薫)








❚ 利休三門衆

  • 細川(三斎)忠興

……… 武将|利休門三人衆|利休七哲|肥後細川家初代|1563年―1646年


  • 芝山(監物)宗綱

……… 武将|利休門三人衆|利休七哲|生没享年不詳


  • 蒲生氏郷

……… 武将|利休門三人衆|利休七哲|1556年―1595年











❚ 利休七哲

  • 古田(織部)重然

……… 大名|利休七哲|1544年―1615年


  • 瀬田(掃部)正忠

……… 武将|利休七哲|1548年―1595年



  • 高山(右近)重友

……… 武将|利休七哲|1552年―1615年



  • 牧村(兵部)利貞

……… 武将|利休七哲|1546年―1593年











❚ 利休十哲

  • 荒木村重

……… 大名|利休十哲|1535年―1586年


  • 織田(有楽斎)長益

……… 大名|利休十哲|有楽流**開祖|1548年―1622年













❚ 利休の門下

  • 神谷宗堪

……… 商人|茶人|1551年―1635年


  • 藪内(剣仲)紹智

……… 茶匠|藪内流**開祖|1536年―1627年


  • 南坊宗啓

……… 僧|茶人|生没享年不詳











❚ その他

  • 田中長次郎

………


  • 記三

………


  • 甫竹

………


  • 与二郎

………


  • 西村道仁

………











❚ 門弟たちが築いた「利休の遺産」

利休の門下には、武将から商人、僧侶に至るまで、実に多様な人々が名を連ねています。



彼らはそれぞれの立場で利休の教えを受け継ぎ、後の茶道流派の礎となり、日本文化全体に影響を与えました。



利休は単なる一個人ではなく、「思想」として多くの人の中に息づき、伝播していったのです。











❚ 次回は…

次回は「2-1|生い立ち|02.利休の生涯」と題し、千利休の幼少期から青年期に至るまでの生い立ちをたどり、大坂・堺という都市の環境や家族背景が、利休の美意識と茶の湯にどのような影響を与えたのかを紐解いていきます。











登場人物


  • 千利休|せん・りきゅう

……… 天下三宗匠|千家開祖|抛筌斎|千宗易|1522年―1591年











用語解説


  • わび茶

………


  • 利休三門衆

……… 利休が特に重んじた三人の武将門弟。

 

  • 利休七哲

……… 利休の思想を最も深く理解したとされる七人の武将。

 

  • 利休十哲

……… 後世に利休門下とされる10人の代表格。

 

  • 有楽流

……… 織田有楽斎を開祖とする茶道流派。

 

  • 藪内流

……… 藪内紹智を祖とする京の茶道流派。千家と並ぶ古流。











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茶道具|中古道具市
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