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1-18|特集|茶室とは|日本建築の礎|はじめの一歩

特集記事



「茶室とは?」の文字と着物姿の女性が本を広げて読む姿が描かれた「特集|茶室とは?」ページの冒頭画像。


■ はじめの一歩 ■

茶室とは






❚ 茶室とは

茶室とは、茶道を行うために設けられた茶の湯専用の空間を指します。

単に茶を点てるための場所ではなく、亭主と客が一座となり、「一期一会」の精神を体感するための特別な場です。



茶室は建物単体で完結するものではなく、露地(茶庭)を含めた一体の構成によって成り立っています。露地を進む過程で日常から心を切り離し、茶の湯の世界へと自然に導かれるよう工夫されています。

室内には、床の間や炉、畳割、窓の配置など、すべてに意味を持つ要素が配され、茶を最も美しく、静かに味わうための調和が図られています。

茶室は、日本の美意識と精神文化が凝縮された空間といえます。



また茶室は海外においても、日本文化を体験的に理解する空間として高く評価されています。簡素で調和の取れた構成や「間」の感覚は、現代建築やデザインにも影響を与えています。



静かな茶室で一服の茶を味わう体験は、初心者にとっても茶道の精神を自然に感じ取る入口となります。

茶室は、今もなお心を整える場として、大切に受け継がれています。




茶室の形式

茶室は、大きく「書院茶室」と「草庵茶室」の二つに分類されます。



  • 書院茶室 ……… 武家や公家の屋敷に由来する格式ある空間で、広さと装飾性を備え、道具や設えを鑑賞する要素が重視されました。

  • 草庵茶室 ……… 簡素さと精神性を重んじる「わび茶」の思想から生まれた小さな茶室で、亭主と客が対等な立場で向き合う構成が特徴です。



千家開祖/抛筌斎千宗易利休(1522-1591)は、この草庵茶室を完成させ、茶の湯の精神を空間として定着させました。

今日、一般に「茶室」と呼ばれるものの多くは、この草庵茶室を指しています。






茶室の構成と要素

茶室は、床の間、炉、畳敷き、出入口、水屋などの要素によって構成されています。

床の間は茶会の主題や季節を示し、炉は点前の中心となる場です。

畳割や動線は、所作の美しさと静けさを生み出すために考え抜かれています。

躙口は身を低くして入室するための出入口で、身分の差を持ち込まない茶の湯の精神を象徴します。

また、露地は茶室へ至る心の準備の場として、静寂と緊張感を整える役割を果たします。






茶室についてもっと詳しく学ぶにはコチラ












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